主の独り言

2021.02.06

イタリア・ルネサンス4再びヴェネツィア 塩野七生

4巻ラストのレパントの海戦へと向かう叙述史が1巻から3巻だった(当たり前だが)。
だからレパントの海戦の描写が臨場感を持って読むことが出来た。

レパントの海戦はヴェネツィアの存亡をかけた闘い。乾坤一擲の大勝負だった。描き切った著者塩野七生の力に脱帽である。

国々の栄枯盛衰の姿は他人事ではない。著者の言うように、日本は小国ではあったが、強国と渡り合ったヴェネツィアから学ぶ事はとても多い。

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