主の独り言

2020.09.06

東京物語 小津安二郎

毎年9月は小津安二郎記念蓼科高原映画祭。しかし今年はコロナ禍ということで中止となってしまった。個人的にそれでは寂しいので、監督小津安二郎と脚本野田高梧を想い一人映画祭を行った。
代表作の映画に東京物語がある。この映画は、映画監督が選ぶ映画で世界NO1になった事もある名作。

地方にいる親と東京や大阪といった大都市にいる子供達。田舎と都会との距離感が、親と子の心の距離感を見事に映し出している。

家族の関係性を表現する小津映画の真骨頂と言える。

後半母親の突然の死でその関係性が露わになる。良い悪いの話ではない。全ての想いはそれぞれの人の世界であり、それらも含め家族のだ。

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