主の独り言

2020.04.10

愛について セーレン・キルケゴール

キルケゴールと言えば死に至る病。名著であり何度も読ませて頂いている。実存主義の嚆矢とも呼ばれ、“今ここにいる僕”を提唱した人物。“自己とは関係である”と言い切った事は有名である。

その後実存主義はニーチェ等を経て、フッサールが学問として基礎を作り上げ、ハイデガーサルトルが実存主義を有名にしたと記憶している。

個人的には、キルケゴールの“神の前に単独者として立つ”という概念は僕は昔感銘を受け、今でも気にしている事だ。

さて、こんなキルケゴールが書く愛の本。面白く無いわけがない。
ここでいう愛は、性愛的な愛ではなく、宗教的な愛、隣人愛の話である。キルケゴールお得意の分野である。

今一度、愛について考えてみたいと思うのだった。

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