主の独り言

2020.04.12

ULTRAMAN 清水栄一 下口智裕

次男の小僧から勧められた漫画。
初代ウルトラマンから数十年たった平和な日本が舞台。ウルトラマンになってハヤタ隊員が防衛大臣となっており、主人公はその息子。

あまり期待していなかったので、良い意味で裏切りにあった。

進撃の巨人東京グールイムリもそうだが、“正義の反対は悪”では無く、“正義の反対はもう一つの正義”、というパターン。
視点を変えるだけで、正義にも悪にもなってしまう。
幼少期、絶対正義だったウルトラマンが悪に仕立て上げられていく。刷り込まれた感覚が否定される事がわくわくする。

桃太郎も鬼の視点から見れば相当な悪党である。
それと同じ。
ウルトラマンの価値観で全てをジャッジすることへのアンチテーゼが込められている。

物語はこれからピーク期達するだろう。
面白い漫画に出逢った。

 

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