主の独り言

2020.04.07

ゴッドファーザーパート3 フランシス・フォード・コッポラ

バチカンから最高の勲章を貰うシーンからスタート。頂点の栄誉からの転落物語、それがゴッドファーザーパート3。まさに、栄枯盛衰である。

全てを手に入れた男、二代目ゴッドファーザー。しかし、もっとも大切にしたいと考えていた家族の愛を手に入れる事は叶わなかった。力をつければつけるほど家族は去っていく。皮肉である。

父である初代ゴッドファーザー。いつまでも愛する父であり憧れでありそして超えたいライバルでもあった。
父の様になりたいという純粋な想いが画面から痛々しいほど感じられた。

ラスト生誕のシチリアで1人孤独の中で彼は何を想っていたのか。
視聴後の余韻が最高の贅沢だった。

 

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