主の独り言
2022.10.20
ともだちのうちはどこ? アッバス・キアロスタミ
小津安二郎監督を敬愛しているアッバス・キアロスタミ監督の作品。
市井の人々の日常を描くと同時に、静かに社会の問題である構造に対してのアンチテーゼは小津映画のようだ。
それにしても強烈な家父長制。ラカンでいう“父の名”である。そして子供たちは去勢されて大人になり、村の一員となっていく。
ラストのあの終わり方。僕はとても好きだ。
