主の独り言
2022.08.06
菊と刀 ベネディクト
太平洋戦争中、戦争終了後の日本統治を睨み、アメリカが日本人研究を文化人類学者(著者)へ依頼した。
そしてその報告書を元に書かれたのが本著である。
アメリカ人の学者から観れば、日本人の価値観(間主観性)は奇異に思えただろう。
そして、著者が言う日本人の二面性がこのタイトルに表れている。
日本人を理解するポイントは確実に天皇。天皇の特性は王ではない。祭祀王。王は国民から奪うが、祭祀王は国民の安寧のために毎日祈る。
だから、天皇が敗戦を認めた後は。日本国民は反抗せずアメリカの軍門に降り、新たな文化を素直に受け入れた。
アメリカ人学者の観る日本人の特性の数々。本当か!?と感じる箇所も数多くあるが、間主観性のないアメリカ人から観えた日本人はそうだったのだろう。
いずれにせよ、日本軍の精神性はやばい。。
