主の独り言
2022.04.17
何もしない ジョニー・オデル
オバマ元大統領も絶賛したとも言う本著。
タイトル通りに受け取ってはならない本であった。
読み込んでいくと、タイトルは違う言葉の方が良い事を確信する。
本著は、注意経済に対する強いアンチテーゼを発する。
そして、帯に書かれている無為と言う言葉から老子を想起させてくれる。
老子の無為自然と注意経済とは全くの逆と言っても良いだろう。
現実的に考えると
注意経済から全く離れる事は出来るわけもなく、老子の無為自然な状態などますます難しい。
だから我々は、中庸さを持って注意経済の現在に身を置く事が必要なのであろう。