主の独り言

2022.01.23

わたしの叔父さん フラレ・ピーダセン

テレビから流れる北朝鮮の核兵器関連のニュースやアメリカのハリケーンのニュース。テレビの中は騒々しいニュースで溢れかえっている。

一方、食卓には叔父さんと姪の風景。言葉数少なく毎日変わらない日常が小津調よろしくローアングルで映し出されていく。

クローネ、コペンハーゲン・・推測するに舞台はデンマークの田舎の農場。

グローバル化とは切り離されたこの田舎での変化のない日常は、パターソンを想い出させる。

ラスト、叔父さんを見つめる姪の眼差しが忘れられない。全てを引き受けた眼差しに僕は見えた。

そして、パスカルの有名な言葉が映画の余韻と共に出てくる
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人間の不幸などというものは、どれも人間が部屋にじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている。 パスカル
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姪の選択は、僕はとても素敵だと思う。

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