主の独り言
2021.10.19
ノスタルジア アンドレイ・タルコフスキー
イタリアへ亡命を決めた男の故郷(ロシア)への郷愁が切ない。妻や子を捨て亡命せざるを得ない理由は明かされてはいないが、忸怩たる想いは映像からじゅうぶん伝わってくる。
水と火を使ったタルコフスキーお得意の表現方法は、観ているだけでも不思議な感覚に没入させてくれる。
ラストに表示される母に捧ぐと言うメッセージ。タルコフスキー監督の言葉で全てが繋がる。
この映画撮影後に監督は亡命する。