主の独り言

2021.01.01

ストーカー アンドレイ・タルコフスキー

正月視聴にとっておいた名作映画ストーカー。アンドレイ・タルコフスキーの世界にひたる。難解な映画である事は百も承知で視聴したが、分かったと言えるには程遠かった。(去年マリエンバードで、以来の難解な映画だった)

ゾーンという謎の場所が、マクフィガンとして映画は進む。

ゾーンとは何かについて、噂程度で確かな事は誰もわからない。
僕が推測するに、ゾーンとは人の阿頼耶識なんだろうなぁと勝手に思って映画を視聴していた。
登場人物は、主に3人。
ストーカー(案内役であるが大衆代表か)、教授(物理学教授であり、唯物論代表か)、作家(作家であり唯心論代表か)。
この3人がゾーンに向かう途中のセリフがそれぞれの立ち位置を代表していると僕は思えて仕方がなかった。

最も臆病で、ずるいストーカー。ラストそんな彼に救済が訪れるシーンになんとも言えない気持ちになった。

 

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