主の独り言

2020.08.19

ファイアパンチ 藤本タツキ

凄い漫画と出会った。この漫画がウェブ版週刊少年ジャンプで連載していたというから驚き。10代の少年達はこの漫画を理解できたのか??と疑問に思う程、人生を回顧せざるを得ないテーマとなっている。

世界は虚構である。
人も虚構である。
これがこの漫画の大前提。

そして、この様な虚構の世界でどの様に生きていくのか?何を目的として生きていくのか!?

主人公の痛みに耐えながら生きる事に葛藤している姿に多くの共感が集まるだろう。

主人公は様々なペルソナに変わっていく。そしてそれぞれのシチュエーションに合わせたペルソナ(演技)は必ず破綻していく。
(演技ではカタルシスは得られないという事が言いたいのだろう)

永劫な時間の先に主人公はアダムとなりイブに出逢う。
人類救済の物語。

百億の昼と千億の夜の様な永劫な時間設定は好きだな。

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