主の独り言

2019.12.28

21レッスン ユヴァル・ノア・ハラリ

ユヴァル・ノヴァ・ハラリの新著。
サピエンス全史ホモデウスの著者だ。

サピエンス全史で人類の進化の過程を示し、ホモデウスで未来の人類像を示し、本著作で現在の人類の課題を提示した。
三部作の完結版という感じであると思う。

本著では、現在の人類の課題を21示している。
いずれも、人類の未来のために乗り越えなければならない課題ばかりだ。
確定未来として考えた場合、現在生きている我々に残る時間は少ない。

変わり続ける事しか生き残れない時代。
柔軟性こそ必要十分条件。
凝り固まったアイデンティティは、世界の変化に対し足を引っ張る重しとなる。

著者からの痛烈なメッセージに対し、
東洋哲学が息を吹き返すと僕は感じた。

そして、虚構という名の大きな物語がなくなった昨今、我々は益々生きる意味を問われている。

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