主の独り言

2021.08.08

ひとつの太陽 チョン・モンハン

冒頭、司馬光の逸話のシーン。この映画を象徴するアニメーションだ。この逸話に、前触れなく自殺をし周囲を驚かせた兄の自殺の意味が読み取れる。抑圧されていた兄のシャドーはなんとなく伝わってきた。

とにかく親父の“完全であれ”のドライバーが強い。長男への毎年の誕生日プレゼントに記載されているメッセージからも読み取れる。さらに母親は、“強くあれ”のドライバーが強い。

そんなんで長男に劣等コンプレックスを持つ次男は、重度な心理ゲームを行う事は自明なのだろう。

映画では、わかりやすく自分のシャドーに向き合うと太陽の光が当たるように撮影されている。明暗を見ていくと心理状態がよくわかる。

TAを知っているとこの映画はより一層興味深いものになる。

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