主の独り言

2021.06.23

活きる チャン・イーモウ

ツケ(人生の)は必ず利息がついて返済を迫られる。
主役の富豪だった男は、身包み剥がされるが、ツケを全て払う(金と家族)事ができたから、再スタートができた。しかも奥さん(コン・リー)まで戻ってくるというお年玉付き。

その後家族は、国民党と共産党の内戦に巻き込まれて行く。さらに大躍進政策や文化大革命と言った毛沢東の政策が家族を苦しめる。

貧しい中でも、金ではない大切な何かを育んでいく家族。
主人公から家などの資産を取得(主人公から賭けで勝ち取る)した富豪が、殺されるシーンは拝金主義へのアンチテーゼ。そしてこの事件をきっかけに、主人公は生への渇望を強めて行く。

その後も子供の非業な死など不幸が続くが、彼らはひたむきに生き続ける。

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