主の独り言

2021.06.26

太陽の少年 チアン・ウェン

中国映画界で有名な監督でもあり俳優のチアン・ウェンの初監督作品。
毛沢東の文化大革命時代の北京を舞台とした青春群像映画。
この時代の同様な青春映画で記憶しているのは、芳華youthであるが、本映画は時代背景がグッと前に来て心情も直線的な投影しやすい内容のように僕は感じた。

文革時代の青年たちのアンビバレントなモラトリアムな心情は、さらば青春の光を再視聴しているようでもあった。

ヒロインの目立つ赤い水着や主人公の赤い水着は、きっと文革のメタファーなのだろう。青春時代が文革中だった彼らの将来は、映画で十分示されている。

Category

Archive