主の独り言

2021.06.30

小早川家の秋 小津安二郎、野田高梧

小津監督お得意の家族。今回は養子やら何やらで登場人物が多くやや複雑だった。

若者、おばあさんと言う言葉が強調されており、この映画のポイントである事が前半でわかる。そして、ラスト大旦那が死んだ後、2人の娘が選択する方向が時代の変わり目を表しているのだろう。

笠智衆のセリフと火葬場のカラスの接写が、監督の言わんとしている事を代弁しているのだと感じる。

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