主の独り言

2021.02.17

華麗なるギャツビー バズ・ラーマン

スペイン風邪の収束、その後のオンリー・イエスタデイと言われる1920年代の超好景気のアメリカが舞台。
ウォール街の証券マンを語り部に、一人の男の生き方が語られていく。

ただ純粋に過去の光(悦び)を手に入れる事を願い金儲けに邁進する男。

その純粋さは、好景気で誰もが拝金主義に支配されている状況では、語り部の証券マンには輝いて見える。

どんなに金を持っていても、過去を変えることはできない。思い出への執着、出自への執着という過去への大きすぎる執着が身の破綻をもたらしてしまう。

登場するほとんどの金持ち達のインスタントさは正直笑えない。
そしてその後、株の大暴落、世界大恐慌へと進んでいく。

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