主の独り言
2021.03.06
春と修羅 宮沢賢治
蜜蜂と遠雷に触発されて、宮沢賢治の春と修羅を読む。
仏教と絡めた宮沢賢治の心の深淵が描かれている。使われているポイントで登場する言葉が難しすぎて、辞書を引きながら読み進めるも、辞書では解釈できないメタファーとしての引用が多く、僕程度の仏教の知識では、宮沢賢治の世界観を理解するには程遠い事を痛感した。
そんな中でも、序、春と修羅、永訣の朝には感銘を受けた。
特に、宮沢賢治の心の叫びが表されている、括弧の部分。
(あめゆじゆとてちてけんじや)
(おれはひとりの修羅なのだ)
この余韻が脳裏から離れない。