いよいよ新酒の季節ですね。当館でも神渡さんの「諏訪のあらばしり」が入荷いたしました。

「あらばしり」とはお酒を搾る際に醪の入った布袋を吊るしたり重ねたりして自身の重さで最初に出てくるお酒を指し、これを瓶詰めした商品です。濾過をしていないので薄濁りまでは行きませんが若干の澱などが見られ、封を切った直後にはかすかな発泡感も感じられる商品も有り、加水も行わない原酒でアルコール度数も１８度と高目です。あらばしりは最初に出てくるお酒と申しましたがどこまでを最初と定義するのか明確な規定は有りませんので各蔵元の判断により呼ばれます。また、純米系の生酒は往々にして甘味が強めになりますがこちらの商品はあえて「普通酒」（精米歩合の規定が無く醸造用アルコールで香味などを整える商品）で造られていますので日本酒度もプラス１度前後。搾りたてのフレッシュな香りと原酒ならではの飲みごたえをご堪能下さい。

蔵元では先月下旬に発売開始し、すでに売り切れになってしまったようです。長野県内限定商品のため品切れになりましたら終了いたしますのでご了承下さい。

蓼科親湯温泉　ソムリエ　梅原

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