主の独り言
2023.03.18
フランス現代思想史 岡本裕一朗
フランスの事はある程度知っている様でいたが、思想史という形で流れで見ると、まだまだ浅学である事を認めざるを得ない。
本著は僕の予想に反してサルトルをスタートに扱わない。レヴィ=ストロースからスタートするところに著者のこだわりがある。
(実存主義)→構造主義→ポスト構造主義
本著はこの流れで進んでいく。
各主義の変節の箇所が詳しく説明されている所が大変ありがたい。
これらフランスの現代思想を学んだ上で、昨今のフランスの暴動を観ると捉え方が大きく変わる。