主の独り言
2022.08.02
ディア・エヴァン・ハンセン スティーブン・レベンソン
鬱に苦しむエバンハンセン。
とある事件をきっかけにスターダムへ押し上げられてしまう(本人もまんざらではない)。
そのきっかけは一つの嘘。
嘘が事実になり、引っ込みがつかないほど
周囲を大きく巻き込んでいってしまう。
自殺した子の母親が非常にヒューリスティックで勝手に般化してしまう特徴があったとしても、彼の嘘は度を超えていた。
嘘で創られたナラティブを消費する大衆。
消費し熱が冷めていく大衆。
更なる嘘を重ねるのかが焦点だった。
公平な観察者の声に従ったエバンハンセン。
彼の等身大の未来に希望を感じる。
