主の独り言

2021.12.16

稽古の思想 西平直

稽古は、練習とは違う次元に己の心と身体を昇華させる。

学び、忘れ、離れて自在となる。
そしてこの繰り返し。

自分的には、
“忘れ(手放す)“が特に重要であるが難しいとも思っている。
それは執着が邪魔をしてくるからだ。

いつでも邪魔をするのが自分の執着。過去よりはだいぶ少なくはなってきているが、まだまだ多いと思う。執着の中に含まれる超自我についても同様だ。

私からからだを解放し自在になる為の稽古。
人生の後半を生きるにあたり、この境地はもっと地肉にしたいと純粋に想う。

世阿弥の風姿花伝の解説もあり、世阿弥の哲学も学ぶ事ができ非常にわかりやすく稽古の概念を学ぶことができる。

また人生を共にしたい本が増えた。

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