主の独り言

2021.07.03

存在の分析(アビダルマ) 桜部健 上山春平

世親のアビダルマ倶舎論を学び始める。
ブッダの四諦をダルマによって解明するのがアビダルマ倶舎論。いきなり原書は無理だろうから勧められた解説本からスタート。
覚悟はしていたが、中々手強い本だったが収穫は大きかった。

説一切有部とアビダルマとの関係がわかった事。そして、無と有との矛盾をダルマを使った解釈には驚きを禁じ得ない。

読み終わると明らかに発言や行動、思考にアビダルマの教えがまとわりついてくるのが分かる。読後であるので当たり前と言えば当たり前なのであるが、このまとわりつきは少し強く感じる。

いろは歌の意味が改めて身に沁みる。

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