主の独り言

2021.02.01

2001年宇宙の旅 スタンリー・キューブリック

小学生の際にはちんぷんかんぷんだったこの映画。特にラストのスターチャイルドの登場が意味不明だったと記憶している。

あれから数十年。
名作と言われる所以を堪能することができた。

人猿が道具として使用していた骨を空中に投げる。そしてその骨が次のカットで宇宙船に変わる。
この時を越えるカットには痺れた。

サピエンス全史を彷彿させる、キューブリックの人類進化史。

撮影当時の米ソ冷戦を背景に考えると、この映画の見え方が大きく変わってくる。

アウフヘーベンした存在がスターチャイルドであり、キューブリックのメッセージなのだろう。

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