主の独り言
2019.11.09
幸福について 人生論 ショーペンハウアー
背筋を伸ばし、襟を正しく
立ち向かうべき著者。
19世期の偉大な哲学者の1人、ショーペンハウワー。
“世界は表象である”
学生の頃は、何のことを言っているか
さっぱりわからなかった。
今は少しばかり知識や人生経験を積んだおかげで
とてもわかる年代になった。
一番興味深かったポイントは
苦痛と退屈の関係。
苦痛から逃げれば退屈が待っている。
退屈から逃げれば苦痛が待っている。
この間を行き来している。
そして、この関係をアウフヘーベンした
ポジションに精神を高めなければいけない
重要性を説いている。
彼は、幸せを外部に求めるのではなく
内的な精神的享楽を
最も価値がある幸せな状態と言う。
40過ぎて読むショーペンハウアーは
心に染みる。