主の独り言
2019.09.21
暴力と不平等の人類史 ウォルター・シャイデル
なんとなくはわかってはいたが
実際にジニ係数の推移で示されるとかなりの衝撃を受ける。
現在の日本をはじめ、世界はジニ係数は増加し続けている。
しかし、
戦前の日本や世界はとんでもなく高いジニ係数でもあったのだ。
そして、戦争や疫病、革命、崩壊後は
平等に近づいていく。
ジニ係数とは
所得を低い順から全世帯並べ
その曲線と、45度の線との面積等で求められる
貧富の差を示す数値。
その国や世界が安定している時間が長ければ長いほど
ジニ係数は高まり、貧富の差は広がり続けて行く。
この様な状況下だから
ピケティの21世紀の資本論が売れるわけである。
ジニ係数や富のシェアで見る世界史。
興味深い内容だった。