主の独り言

2019.07.23

顔たち、ところどころ アニエス・バルダ、JR

ヌーヴェルヴァーグ巨匠アニエス・バルダの遺作となった本作品。
映画監督アニエス87歳とフォトグラファーJR33歳コンビが贈るドキュメンタリー。

旅先で様々な人の顔を撮り、
そしてそれを印刷して壁に貼り付ける。
それがとにかく大きい。

顔は良い。
生育も収入も階級も関係ない。
そして男女も年齢も関係ない。
とにかく人の顔ってこんなにも美しいんだ、
と見ていてほのぼのした気持ちになった。

ゴダールのはなればなれに
で主人公達が駆け抜けた、ルーブル美術館をアニエスとJRが車椅子で駆け抜けるあたりが面白かった。

ヌーヴェルヴァーグについては、
ゴダールやトリュフォーくらいしか知らない事が悔やまれる。
ヌーヴェルヴァーグの知見があれば、この映画はもっと面白かったのだろう。

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