主の独り言

2019.05.03

わたしはどこにあるのか? マイケル・S・ガザニガ

“私”というものを学び始めて
かれこれどれくらい時間が経つであろうか・・・

本からであったり、
セミナーからであったり、
合宿からであったり、
そして、日常生活からであったり・・・。

学べば学ぶほど得体の知れないもの。
それが“私”。

しかし、“私”を知りたいという強い情熱は消えることはない。

そして、今回の著書。
以前上下巻セットのマイケル・S・ガザニガの著書を読んだ。
その続編とも言える著作である。

著書のテーマは“私”の発生場所、私の発生原因
と言っても良いだろう。

構造的に書かれているライティングは
とても読みやすく、過去からの知識がわき上がり
最後まで興味深く読む事が出来た。

私というホムンクルスが脳内にいるわけでは無い。

様々なユニットがあり、
そのユニット全体のコングロマリット内の
その時々の勢力で私が創発される。

なるほど。
だから、とある部分だけが大事なのでは無く
私を構成するである全てが大事。

そして、偏れば偏った私。
全体の調和が取れれば調和した私。

私とは、意思で作られてしまう。
ヘーゲルは、
全てのものは合理的である。
と言った。

だから、私とは私の本質的なニーズで作られているのだろう。

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