主の独り言

2019.05.05

炭火でエポケー

バーベキュー後の炭が灰になる事を待つ。
そして、灰にして自宅の庭に肥料として使用するためだ。

炭は直ぐには灰にならない。
だから、火事が怖いので炭が灰になるまで
ひたすら火の番をする事にした。

時間にして何時間であろうか。
ひたすら炭が燃え尽きて灰になるまで待つ。

なんとも不毛な時間のように思えるかも知れないが、
僕はこういう時間が結構好きである。

燃焼している炭を見ながら、
何も考えず、感じる事に集中する。
ちょっとしたマインドフルネスである。

そして、
現象学のエポケーをしてみる。
炭はいつか燃え尽きるという観念や、
熱い、黒い物体、灰色などなど
認識する全てのことをエポケー(留保)する。

こんな事を遊び感覚でも真剣にやっていると
あっという間に2時間くらいは経ってしまう。

この様な超越論的還元作業。
答えが出るとか出ないとかはどうでも良い。
こういう時間がなんとも言えない
高揚感を後でもたらしてくれる。

これがたまらないんだよな。

Category

Archive