主の独り言

2019.02.21

FACT FULNESS(ファクトフルネス) ハンス・ロスリング

良書に出会った時の快感は、
読書を続ける麻薬の一つである。

そして今回。この本でとびっきりの快感を感じたのだった。

多少なりとも読書を続けていると
自分は知っている
という奢った自分が顔を出してくる。

その様な人間に対し著者は
痛烈なFACTという印籠を示してくるのだった。

その印籠には、ただただ自分の無知蒙昧さを
憂うばかり。
強烈なパラダイムシフトを促してくる。

僕は世界のことを実は何にも知らなかった。

お恥ずかしながらそれが現実だ。

著者は残念ながら数年前に鬼籍の道に入られた。
寂寥感を感じずにはいられない。

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