その筋の専門家から、“良い本だよ”
と勧められた本。
オウム真理教退会者への洗脳を解くことで
有名になった著者の、洗脳の仕組みについて解説した本である。
にわか知識では到底立ち入れない洗脳の深淵を垣間見ることが出来た。
僕は洗脳には無関係と思っている節があったが、
とんでもない、気をつけなければならない事が
多数あることが分かる。
洗脳された人間には様々なトリガーが埋め込まれている。
そして、著者がそのトリガーを一つずつ発見し
解除する経験談や方法論が書かれている。
エッセイであるが、僕には小説のように
スリルを感じながら読む事が出来た。
洗脳されない人はいない。
この事を知る事だけでも大きな収穫であった。