主の独り言

2015.11.08

発達心理学と長男

長男の誕生日があった。
8才になったようだ。

発達心理学ではこの時期は児童期と呼ばれ、
勤勉性と劣等感の狭間で迷いながらも
“有能感”を体験する時期であると、
E・H・エリクソンは言っている。

要するに、やったことに対して達成感を得る。

もっとわかりやすく言えば、
何かを頑張ってやり続ける結果、
成功(肯定)した体験を得ることである。

“私”とは幼少期の肯定体験で作られる。
ヘーゲルは精神現象学の中で、こう私たちに提示してくれている。

そして、幼少期の肯定体験が少ないと、
発達心理学で言う青年期の同一性の発達課題を
上手く抜けられないのであろう。

こんな事を想いながら、
小僧の誕生日に彼の趣味の折り紙を大量にプレゼントした。
3才くらいから折り紙が好きで、今では驚くものを作っている。

彼の折り紙はきっと青年期に同一性の混乱の際に
力を貸してくれるといーなーなんて勝手に考えている。

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