主の独り言

2014.06.18

出張と読書

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出張。
毎度の事ながら、移動の時間がありがたく嬉しい。
特急あずさで、新宿駅までの2時間。
珈琲片手に本を読む。
往復だから、合計4時間。
出張の度に、
本選びには楽しみながらも苦労する。

かさばるから多くの本は持って行けない。
往復4時間で一冊読み切れるボリューム
及び難度を吟味する。
今回選んだのは、
“解明される意識”ダニエル・C・デネット
約600ページにも及ぶ大作だ。
これを、私のペラペラ読みで
たぶん4時間でいけると見込んだ。
内容は、自我についての本。
読書は、その領域の
既存の知識ベースに依存する。
よって、これだけページ数があっても
たぶん4時間程度でいけると見込んでいたのであった。
しかしながら、早速読み始めて
私の見立てが見当違いであった事に驚く。
自我の本であると同時に、
脳科学、進化論まで入ってきた。
本の構造がわかり、飛ばすところは飛ばしたが
4時間という見立ては甘かった。
そして、“見立てが甘かった”
と感じる本が
自室のテーブル周辺を陣取る
“重要書”に値すると決めている。
で、この本もそこに陣取ることになるのだった。

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