主の独り言
2023.02.20
蜂の寓話 私悪は公益なりバーナード・マンデヴィル
18世紀の英国の社会状況を現実主義の視点で観察したマンデヴィル。
本著には綺麗事は書かれていない。
人間の本性を社会道徳を慮らず記載されている事は凄く好感を持つ。
私悪とはリバタリアニズムと解釈するとわかりやすい。
リバタリアンは一見自分勝手で自己利益しか考えていないが、その結果が公益にかなうと蜂を寓話にした経済学の萌芽的な本である。
この流れから、アダムスミスの道徳感情論へつながるんだ、と考えると尚更面白い。
