主の独り言
2021.06.05
鬼が来た チアン・ウェン

第二次世界大戦中の中国。
日本軍が駐留している村が舞台。
日本兵と中国人通訳が麻袋に入れられ、村の若者の家に連れてこられる。
“私”という人物からの条件は、次に“私”が来るまでこの2人を生かしておくこと。
この誤配から、村人達と日本軍を巻き込んだ大騒動に展開していく。
移り変わる悪の概念。そして崩れる正義の概念。
“言葉が通じない“という状況を使い、監督が言わんとしている事がジワジワと伝わってくる。
そしてラスト、白黒映像がカラーに変わる事で、この映画の衝撃が一気に伝わる。
また素晴らしい映画に出逢えた。