主の独り言
2019.08.20
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
ハリウッド映画なのに
ハリウッドを風刺した内容が面白い。
統合失調症らしい主人公の視点で、
長時間ワンカット風の映像は見応えがあり、
そしてこの映像に引き込まれていく。
そして自負を壊したとき、
言いかえれば自負が空だと分かったとき
世界は開ける。
この映画は仏教として僕は見た。
主人公は、自分の自負を最後のシーンで殺した。
そして、彼は自由になった。
タイトル通りバードマンになったのだ。