主の独り言
2015.08.13
星の王子さま 岩波書店
『今の僕が読んだほうが良い本ある?』
いつものようにリビングのソファーで
寝そべりながら読書中の僕に
小学4年生の長男が言ってきた。
『30分考えさせて』
普段親の言う事なんか基本聞かないだろうが、
自主的なときはチャンスである。
頭に浮かんだのは2冊。
易経と星の王子さま。
なぜかこの2冊が頭に浮かんだ。
(易経は上下2巻なので本当は3冊。しかも両方とも岩波書店。岩波は良い本が多い)
しかし、易経は小学4年には無理だろうから星の王子さまに決めた。
(江戸時代の子は易経を含む四書五経を諳んじれたという)
言わずと知れた世界の名作中の名作である。
Wikipediaで調べると
世界で8000万冊の大ベストセラーの本だ。
フランス出身の作者サン・テグジュベリが
アメリカに1940年に亡命し1942年に執筆。
フランスがドイツに占領されていた時期である。
(フランスを占領したのはロンメル将軍)
ファンタジーの体裁をとっているから
子供でもとても入りやすい。
しかし、数多いメタファーを
歴史的な事実と重ね合わせると、
この本からの熱い想いが読み取れてくる。
(これもあくまでも仮説でしか無いが)
先ずは、ファンタジーからでも良い。
この本を好きになってくれたら父として
とても嬉しく思うだろう。