ディオニソスの陶酔

2022.10.02

そうだ、ワイナリーへ行こう

なんだかどこかの鉄道会社のキャッチコピーみたいですが、ご存知の通り長野県はブドウ生産量全国2位。
なかでもワイン用ブドウの生産量は全国1位、さらにワイナリーの数でも令和3年のデータで全国2位を誇っています。
現在、当地諏訪圏でもワイナリーの建設が始まっていますので、数年先には諏訪生まれのワインを愉しんでいただける日が近いと思います。
従来、ワイン用ブドウの生息地は標高700mまでと言われていましたので、諏訪湖はすでに標高760mと標高が高く栽培は不可能と言われていました。しかしながら昨今の温暖化のおかげ(?)で標高の高いエリアでもブドウ栽培が可能となってきています。

長野県内のワイン先進地の一つである塩尻市(桔梗が原ワインバレー)や蓼科山の北側にある東御市(千曲川ワインバレー)などには見学や試飲、お食事もできるワイナリーが数多くあります。どちらも当館からお車で約1時間ほどで行ける距離にございますので連泊されるお客様は勿論、行き帰りの途中で立ち寄られてもよろしいかと思います。

ところで、ブドウ畑にお出かけになった方はご存知かと思いますが、ブドウの樹のそばにバラの花が植えられています。これは昔、ブドウに有害な病気が発生する前にバラに発生するので、病気のセンサー的な役割を持たせていたためです。しかし現代では、技術が発展したため単なる飾りになってしまったそうです。
また、ワイナリーによっては臨時のスタッフに収穫をお願いするため、ブドウごとに色の違うバラを植えて今日は何色のバラのブドウを収穫してください…などの目印にしたという説もあります。
ブドウ畑を訪れたらぜひご覧になってみてください。

蓼科親湯温泉 ソムリエ 梅原

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