ディオニソスの陶酔

2022.02.28

クラフトビールと地ビール

最近『地ビール』より『クラフトビール』という言葉をよく聞きませんか?そもそも何が違うのでしょうか?

どちらも小規模醸造所で造ったビールという意味であまり違いは有りません。1994年に法律が改定され、それまで年間最低2000キロリットル造らなければ醸造を認められなかったビールが最低60キロリットルに変わり小さな醸造所でもビールが造れるようになりました。そして、各地に『地酒』と同じ意味合いの『地ビール』という表現が誕生し、お土産用として造られていましたが残念ながら当時の製品はあまり美味しくないと言われ、その後『地ビール』という文化が無くなりかけてしまいました。そこで醸造家達は試行錯誤を重ね美味しいビールを作り始め、さらに、ちょうど2000年頃にアメリカでクラフトビールがブームとなり日本でも2010年以降『クラフトビール』という名前が『工芸品(クラフト)』に例えて定着して来ました。という事で大手メーカーとは違い小規模で伝統的な方法で地域の特産品などを原料に加えた個性あふれる商品を『クラフトビール』と呼ぶようになりました。

当館では地元八ヶ岳山麓で醸された『エイトピークスブルーイング』さんの香りと爽快感が特徴で小麦麦芽由来の軽快な香りと味わいが料理との相性抜群の『メタウィートエール』を中心に四季に応じて特徴の有る商品をご用意しております。冬季はじっくり焙煎したモルトを使用した黒ビールタイプの『サミーデスタウト』をお愉しみいただけます。ご来館の際は大手メーカーとは違う個性豊かな味わいを是非お試し下さい。

蓼科親湯温泉 ソムリエ 梅原

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