プレスリリース

2019.11.25

太宰治など所縁ある文人達10人の名を冠した客室「蓼科倶楽部」完成

「蓼科親湯温泉」を経営する合資会社親湯温泉(本社:長野県茅野市、代表取締役:柳澤幸輝、以下「蓼科親湯温泉」)は11月26日に蓼科親湯温泉と関わり深い文人達の名を冠した客室「蓼科倶楽部」が完成することを発表致します。
概要・背景
過去に多くの文人達が訪れた蓼科親湯温泉は創業100周年に向け、「100周年カウントダウンプロジェクト」を実施しております。その一環とし、2018年に個室レストランと3万冊の蔵書ラウンジ&バーを新設。2019年4月には全客室をリニューアル。その際にスイートルームタイプの客室「蓼科倶楽部」を蓼科親湯温泉と関わりの深い文人達をイメージしたデザインに改装致しました。そして11月26日に各文人達のポートレイトを客室内に飾ることにより「蓼科倶楽部」の完成と致します。
太宰治が新婚旅行で訪れるほどこれまで文人達に愛されてきた蓼科親湯温泉ですが、以前は地元の湯治場としてひっそりと存在するだけの無名のホテルでした。その無名のホテルを世に広めたのは伊藤左千夫でした。自然豊かな蓼科を気に入った伊藤左千夫は明治42年に「蓼科山歌」10首を蓼科親湯温泉で詠みました。その後蓼科で歌会が開催されるようになり、伊藤左千夫を通じ、多くの文人歌人がこの蓼科の地を知り、訪れるようになりました。そういった背景から、現在の蓼科親湯温泉の原点でもある文人達を蓼科倶楽部各部屋で表現致しました。イメージした各10室の文人たちはアララギ派、幸田文、高浜虚子、島木赤彦、土屋文明、伊藤左千夫、斎藤茂吉、太宰治、小堀杏奴、柳原白蓮。

今後の展開
100年周年カウントダウンプロジェクトでは今後坪庭のある客室に露天風呂を新設する予定です。


親湯温泉について
大正15年創業の蓼科温泉の老舗ホテル。2019年4月に100周年カウントダウンプロジェクトの一環として明治、大正、昭和期の蓼科の軌跡を残すべく、当時この地区の文化の中心であった姿を表現した全館リニューアルを敢行。
みすずラウンジ(みすす書房)や岩波の回廊(岩波書店)を擁し、全集の他、昭和初期の出版当時の装丁のままの貴重な本なども含め3万冊の蔵書を手にとって閲覧することができ、クラシックなBarで当時を偲ばせる知的な空間を提供しております。

【会社概要】
会社名 合資会社親湯温泉(創業大正十五年 蓼科親湯温泉)
代表者 代表取締役 柳澤幸輝
創業年 大正15年 6月
法人設立  昭和23年10月21日
所在地 長野県茅野市北山4035
会社HP   https://www.tateshina-shinyu.com/

【本件に関するお問い合わせ先】
合資会社親湯温泉 
広報担当:今井さおり
TEL:0266-67-2020
E-mail:marketing2@shinyu-onsen.com

Archive