華やかなオーナメントに彩られたツリー、きらきらと輝くイルミネーション。見ているだけでじんわりと幸せな気持ちになるのはどうしてでしょうか。
今年も12月になりました。クリスマスがやってきます。

クリスマスはそもそもキリストの降誕祭ですが、日本では独自に発展したクリスマス文化があります。子どもたちにはサンタクロースからプレゼントが届き、家族や友人とパーティを行い、クリスマスケーキやフライドチキンを食べる。また、恋人たちはロマンティックに過ごす特別な日です。

蓼科 親湯温泉では、11月も後半になるとロビーに大きなクリスマスツリーが登場します。ゴールドのボールで彩られた2mほどの大きなツリーは、上海租界の世界の中に溶け込みながらも、ゴージャスな存在感でクリスマスムードを盛り上げます。ツリーの下には、たくさんのプレゼントが置かれているかのように白いキャンドルが並び、美しくゆらめく光が幻想的で、ずっと見つめていても飽きることがありません。到着時にウェルカムドリンクを飲みながら、またはゆっくりとお酒とともに本を読みながら、クリスマスだけの特別な雰囲気をお楽しみください。

また、到着してすぐ目に入るのは、エントランスのデコレーションです。柊木や松ぼっくりなどを用いた装飾は、和のテイストも取り入れた上品で落ち着きのある趣。同様のデコレーションがフロントやバーカウンターにもさりげなく施され、シノワズリの装飾とも調和しながら、心地よい空間が造られています。

館内のショップスペースでも、アンティーク食器や蓼科 親湯温泉で実際に使用しているテーブルウエアのディスプレイとともに、リンゴやキャンドルなどのデコレーションでクリスマスを演出しています。古伊万里や漆塗りなど和のテイストがプラスされたテーブルセッティングはパーティ時の参考にもなるでしょう。

蓼科 親湯温泉のクリスマスデコレーションは豪華ながらも上品かつどちらかというと控え目です。伝統と歴史を誇る文学の宿という世界観を壊さず、クリスマスの輝きを取り入れた雰囲気は、他にはないくつろぎを与えてくれます。
蓼科 親湯温泉で家族や恋人など、大切な人とともに過ごすクリスマス。おいしい料理やお酒を楽しんだり、上質な温泉に浸かるだけでなく、3万冊の本のなかから、クリスマスの本を探したり、昔サンタさんにプレゼントされた本を読んでみたり・・・それぞれのクリスマスをお楽しみください。

→次回は、お正月の装いをご紹介します。