お知らせ

〜蓼科 親湯温泉 冬の装いのおはなし 02〜

華やかなクリスマスが終わると、お正月の準備が始まります。蓼科 親湯温泉にもエントランスに大きな門松が立ち、一気にお正月の雰囲気に様変わりします。門松は、歳神様を迎える依代として門口に立てる松飾りのことをいい、長い年月の間にめでたい木と考えられるようになった松や竹を用いた現在の形となったといわれます。伝統を重んじる蓼科 親湯温泉に門松が立つのは毎年28日または30日。29日は「二重に苦しむ・憎い」の意味合いから、31日は「一夜飾り」となり神を疎かにするため避けるという古くからの習わしを守っています。

元旦の朝は、大晦日までの慌ただしさとは打って変わって、とても静かで厳かな空気に包まれます。澄み切った空気の中で、雪に包まれた蓼科でのお正月は格別です。目を覚ましたら、まずは初風呂へ。目の前に雪景色が広がり、渓流の流れる音が聞こえる露天風呂でゆっくりと上質な温泉に浸かり、手足を伸ばしてリラックスしながら、今年の抱負を考えてみるのもいいでしょう。

※2022年 お正月の様子(スタッフ撮影)

三が日の朝はラウンジでお餅つきも行われます。ラウンジの中央に臼が登場し、法被姿の スタッフが揃い、熱々のもち米が運ばれてくるといよいよお餅つきのスタートです。「よいしょ〜」「よいしょ〜」餅をつくスタッフが杵を上げるとラウンジにいるスタッフやお客様から元気な掛け声が上がります。お客様もお餅つきの体験ができ、小さなお子様はベテランスタッフに支えてもらいながら挑戦。お正月らしい笑顔が溢れるひとときです。つきあがったお餅は、女性スタッフが小さく丸めてバーカウンターでふるまってくれます。お餅はあんこときなこの2種類。つきたてのお餅がやわらかくおいしいと評判になっています。お餅つきに参加したお客様には、スタッフが撮影したお餅つき時の写真をフォトフレームカードに入れて、チェックアウト時にプレゼントするという特典も楽しくおいしいお餅つきは、お正月の恒例イベントとなっています。

また、三が日の朝食には焼いた紅白餅のお雑煮と色とりどりで美しい宝石箱のようなおせち料理一段重が(大人&食事付きのお子様)に供されます。家族みんなが今年も1年まめで元気にすごせますようにという想いが込められた黒豆や子孫繁栄を意味するかずのこ、文化の発展を表すだてまきなど、おせち料理にはそれぞれいわれがあります。一つひとつのいわれを紐解きながらいただけば、古くからの日本の伝統文化を感じることができるでしょう。

さらに、三が日だけ日本酒をふるまう予定だそう。上質な温泉とおせち料理&お雑煮、ふるまい酒にお餅つき。文豪たちが愛した蓼科 親湯温泉では、日本の伝統に則った厳かかつ魅力溢れるお正月が過ごせます。

→次回は、長野県茅野市の名産品・寒天についてご紹介します。

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