主の独り言
2022.07.16
ディナー・イン・アメリカ アダム・レーマイヤー
山本七平は、空気感の事を妖怪と評した。
アメリカの家族を覆うその妖怪をぶっ壊す様子が痛快な風刺映画。
我々にまとわりついているこの空気を現象学的に還元していき、人の本質で付き合うパンクの男はクレイジーだがカッコいい。
空気の正体である大文字の他者に一撃を見舞う姿は必見だ。
パンクの男は、最後には安全基地を手に入れる。2人でパンクな人生を歩んでいくのだろう。
