主の独り言

2022.05.04

日本水商売協会 コロナ禍の夜の街を支えて 甲賀香織

「接待を伴う飲食店」。
コロナ禍当初連呼された耳慣れない名称に違和感を持った事を覚えている。
接待を伴う飲食店は、魔女狩りの対象になったかの様に各方面から痛烈に槍玉に挙げられていた。

その様な中、設立まもない日本水商売協会は、業界の発展の為孤軍奮闘していた。

緊急事態宣言中に、遵守したお店は売上は0となり、遵守しなかったお店は繁盛するといった逆選択が起こっている最中は、協会長である著者の心情はどの様な状態だっかと読みながら慮ってしまう。

その後、協会の活動の成果で、コロナ補助金の対象に認められたり、業界のコロナ対策の指針を示しクラスター発生を減少させたりとの大活躍。

行政やホストクラブも巻き込んで、業界の地位向上を一気に成し遂げた。

こういった泥臭く現実の体験記は、同じ経営者として凄く心に届く。
しかも執筆時に第四子も産まれたとの事。
著者から凄まじい使命感を感じる。

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