主の独り言
2022.02.06
人新世の資本論 斎藤幸平
プラネタリー・リバウンダリー理論に基づく環境的な上限では、先進国も生活は大きく超過してしまっており、地球環境は悪化の一途を辿ってしまう。
マルクスの言うように資本主義は制限のないゲームだから環境破壊は年々進んでしまう。
著者は緑の経済成長(SDGs等)を否定し、解決策として脱成長を掲げる。
著者の論理でいけば確かに脱成長しかない。
後は、人間は非合理であり感情の生き物という行動経済学が示した資質を乗り越える大いなる意志しかないのであろう。
僕はブループリントの様な人類への希望を持って待ちたいと思う。