主の独り言

2022.01.17

無理ゲー社会 橘玲

相変わらず著者の文章は小気味が良い。定量データをもとに、残酷な真実を炙り出すいつもの手法であるが、説得力があるからいつも引き込まれてしまう。

社会科学の分野に属する内容であるが、義務教育の子ども達にも読ませたいリアルな世界だ。

前半から後半まで、ひたすら無理ゲーと表されるディストピア的世界が示されている。

ホント世界の残酷さは拍車がかかってきている。
そして巻末にやっとユートピア的な世界の可能性が書かれている。
しかし僕はその世界がユートピアと言えるかどうか、
僕には不明である。

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