主の独り言
2022.01.11
病が語る日本史 酒井シヅ
遺跡から出土する骨や人糞などから当時の病や怪我の状況がわかる。古事記や日本書紀の記述からも様々な病気の症状が記載されている。当時の人々はポリオや結核や麻疹や食中毒(川魚)など多種多様な病気に相当苦労したであろう。
日本武尊が脚気であっただろうという推測には笑った。
稲作や仏教伝来、開国など人の往来増加と共に新たな病気が日本国内に運ばれてくる。
梅毒が江戸時代遊郭を中心に広まるが、性に開放的な当時の日本国民性とマッチしてしまい大拡大をもたらした。杉田玄白が梅毒治療に相当尽力した事など知らなかった。
病気と言うくくりで見ると僕の浅学さが浮き彫りになる。こういう体験があるから読書はやめられない。
