主の独り言
2021.12.25
コントラ アンシュル・チョウハン
日本在住のインド人が撮った日本映画。日本映画も外国人が撮る時代なんだなぁと感慨深い。
父子家庭のかすがいであった祖父の死から、長女の心がざわつき始める。幼少期に母からの愛を受けられなかった長女(母死去)にとって祖父は唯一の心の支えだった。
湧き出る情動を抑えきれず、自転車を投げ捨てるシーンや祖父に近づきたくて山を彷徨う姿が胸を打つ。
逆向きに歩く男(この姿は衝撃的だった)。
これを何のメタファーとして観るかでこの映画の面白味が変わる。
良い映画を観たあと特有の余韻が凄く気持ちが良い。
