主の独り言

2021.02.28

チェ39歳別れの手紙 スティーブン・ソダーバーグ

キューバでの地位や名誉を捨てた事を宣言する手紙から映画は始まる。
そして舞台は南米ボリビアへ。

前編が、日が昇るイメージとするならば、
今回は日が沈むイメージだ。

終始、死が想起されるカットが所々に入ってくる。

ジョン・レノンは世界で一番かっこいい男と称し、サルトルは、20世紀で最も完璧な人間と称した。

そんなチェ・ゲバラの理想が、ボリビアでは受け入れられず、自由を求めた革命の志士達は、一人また一人と政府軍に殺されていく。

アメリカとソ連という大国の影響を感じながら、チェ・ゲバラの理想主義は、儚く無惨に散っていった。

首尾一貫としたチェ・ゲバラの自由への言動が、今でも彼を伝説とするのだろう。

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